
息を吸うときにゼロゼロという音がするのが特徴です。先天性喘鳴は、誕生直後から喘鳴がみられる、生まれつきの疾患の総称です。鼻道や喉頭、気管などの奇形や狭窄が考えられます。なかでも、喉頭部の成長の遅れによる喉頭軟化症が、原因の大部分を占めています。

息を吸うたびにゼイゼイ、ヒューヒューといった呼吸音を発します。息を吸うときに首の下の鎖骨の部分や肋骨の問がへこむという症状もみられます。

原因に応じた治療となります。声帯、声門下、気管など気道が1本しかない部位の狭窄では、窒息の危険性もあるので、場合によっては気管切開などが必要なときもあります。呼吸器感染症を防ぐことが大切で、肺の痰だまりが取れるよう、胸をトントン叩き、せきをさせて痰が出るようにします。喉頭軟化症の場合は、成長にともなって喉頭部の軟骨が発達し、数ヵ月から1年くらいで症状は自然に消えていきます。