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乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)

乳糖を分解できず、赤ちゃんが下痢をしてしまうのが乳糖不耐症です。母乳やミルクに含まれる乳糖が小腸で分解されないために下痢を起こします。乳糖不耐症には、先天的なものと後天的なものがあります。先天的なものは、おっぱいを飲み始めてすぐに、すっぱいにおいのする水っぽい便をひんぱんにします。これは、腸の中のラクターゼという乳糖分解酵素が生まれつき欠けているためです。この状態をほうっておくと脱水症や発育障害を起こす原因になるので、Iカ月健診を待たずに、急いで小児科を受診することがたいせつです。
後天的なものは、ウイルスや細菌による急性胃腸炎が一因です。 炎症を起こした腸の粘膜が、ただ れたり破れたりして、ミルクや牛乳に含まれる乳糖を消化吸収する酵素が出なくなってしまうためにこの病気になってしまうのです。乳糖不耐症のほとんどは、この後天的なもの。
つまり、急性胃腸炎のあとなどに起こる二次的な病気なのです。

母乳を飲むと腹部が張ってごろごろいい、酸っぽいにおいのする水っぽい下痢をします。急性胃腸炎は治ったはずなのに、いつまでも下痢っぽいうんちがつづく、離乳食を食べているのにかたまったうんちがぜんぜん出ないなどというときは、小児科を受診してください。そのときに下痢便のついたおむつを持って行くようにしましょう。便の回数、状態、色、におい、それから嘔吐や発熱などの症状についてもメモしておいたほうがよいでしょう。

乳糖不耐症は、乳糖を含むミルクや牛乳などの乳製品が消化できずに起こる病気。だから乳製品の使用をしばらくやめれば、特別な治療をしなくても自然に治ります。でも、ミルクは赤ちゃんのたいせつな栄養源。むやみにやめると栄養不足になってしまいます。そこで、離乳が完了していない場合は適切なケアが必要になります。対策としては、出なくなっている消化酵素(ラクターゼ)の粉薬をミルクなどにまぜるという方法があります。また、 乳糖を含まない特殊なミルクに切りかえるという方法も。ラクトレス、ソーヤミルク、ボンラクトなどのミ ルクがそれで、薬局で購入することができます。
ミルクを切りかえる必要があるか、切りかえた場合、いつまで特殊なミルクを使いつづけるかは、医師が判断すること。ママがかってに与えたりやめたりせず、きちんと医師の指示に従ってください。
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