子供の病気百科事典Top >  咳が出る  >  症状:呼吸をすると音がする

先天性喘鳴(せんてんせいぜんめい)

どんな病気?
息を吸うときにゼロゼロという音がするのが特徴です。先天性喘鳴は、誕生直後から喘鳴がみられる、生まれつきの疾患の総称です。鼻道や喉頭、気管などの奇形や狭窄が考えられます。なかでも、喉頭部の成長の遅れによる喉頭軟化症が、原因の大部分を占めています。
症状は?
息を吸うたびにゼイゼイ、ヒューヒューといった呼吸音を発します。息を吸うときに首の下の鎖骨の部分や肋骨の問がへこむという症状もみられます。
治療は?
原因に応じた治療となります。声帯、声門下、気管など気道が1本しかない部位の狭窄では、窒息の危険性もあるので、場合によっては気管切開などが必要なときもあります。呼吸器感染症を防ぐことが大切で、肺の痰だまりが取れるよう、胸をトントン叩き、せきをさせて痰が出るようにします。
喉頭軟化症の場合は、成長にともなって喉頭部の軟骨が発達し、数ヵ月から1年くらいで症状は自然に消えていきます。

気管支ぜんそく

どんな病気?
気道が狭くなるために起こる発作性の呼吸困難のことです。アレルギーによるものが多いです。中学校を卒業するころには70%の人が症状が軽減します。アレルギーがある場合、アレルゲンテレルギーの原因となる物質であるほこり、ダニ、カビ、ペットの毛などを吸入すると気道の粘膜が敏感に反応し、収縮したり腫れたりして気道が狭くなり発作を起こします。
症状は?
主症状はゼイゼイという喘鳴をともなう呼吸困難発作で、くりかえし起こります。発作は季節や天候の変わり目、時間帯では夜間に起こることが多く、上体を起こすと楽になり、息を吐くときにつらく感じます。普通は、発作がおさまると、無症状となります。乳幼児は自分から息苫しさを訴えないので、様子をみて発作を見逃さないようにします。
発作の程度は、次の3つに分かれます。
小発作
少しゼイゼイいって、軽い陥没呼吸をともなうこともありますが、呼吸困難はなく、会話や食事、睡眠などの生活に支障がない程度です。
中発作
喘鳴がはっきりあらわれ、陥没呼吸をともないます。せきが出て、呼吸困難がみられます。会話や食事がしづらくなり、眠っていても、息苦しさでときどき目が覚めてしまいます。
大発作
強い喘鳴と呼吸困難で会話や食事ができず、苦しくて眠れません。皮膚が紫色になるチアノーゼを起こすこともあります。
治療は?
症状の重さによって具体的な治療は異なりますが、発作をおさめることと、発作の予防につとめます。発作が起きたら、必要な処置をほどこし、医師に指定された吸入剤や内服薬があれば使用し、おさまらなければ病院へ連れていきます。夜間でも対応してくれる医院をあらかじめ調べておきましょう。
また、大発作の場合は、すぐに病院へ連れていきます。病院では、気管支拡張剤、キサンチン誘導体、抗コリン薬などや抗炎症剤(ステロイド薬など)が投与されます。発作の程度や垂症度に応じ、薬の種類や内服、点滴、吸入などが異なります。場合によっては酸素吸入が必要になります。
発作の予防も大切です。発作が多くなるほど、気道粘膜が過敏になって重症化 するからです。まず、アレルゲンがわかっている場合は、それを遠ざけたり減らすなど、日常 生活に気を配ります。
医師の指示により、薬剤治療がおこなわれます。重症度に応じて薬の種類や投与方法が異なりますが、抗アレルギー薬や気管支拡張剤、去痰剤が処方されます。細菌感染が関係しているかぜや気管支炎で起きた場合、抗生物質も使われます。
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