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血管性紫斑病(けっかんせいしはんびょう)

静脈の血管がもろくなって、重力のかかるおしりや足首、手などに直径1~5cmほどの点状の出血斑がいくつもあらわれます。原因は不明ですが、溶遅菌感染症で熱が出た2~3週間後に発症することが多いため、溶連菌感染をきっかけとする二次的な血管障害と考えられます。血管性紫斑病になると、1ヵ月以内に3割くらいが紫斑性腎炎になります。ほとんどは一時的な症状で回復しますが、重症の場合には将来、腎不全になったり、重い血尿を残す可能性も数パーセントあります。

特徴的な症状は、重力のかかるおしりや足首、手などにいくつもあらわれる直径1~5cmほどの出血斑。これは紫斑といい、血管から血液がもれて皮下出血したために起こるものです。かゆみはありません。
同時に腹痛、足首や手首、ひざなどの関節痛などもみられます。子どもが急に腹痛を訴えて足などに紫斑がみられたら、この病気が疑われます。おなかが痛くなるのは胃腸にも出血が起こるためです。また、ときには肛門から血が出てくることもあります。はげしい腹痛や下血がある場合は、入院治療が必要になります。

入院中は点滴や抗生物質を使って治療します。一般的には一進一退、時間をかけながらですが、2~3ヵ月で治ることがほとんど。走ったりして足などに重力がかかると、再び静風圧が上がって紫斑を繰り返すことがあるので、自宅での療養はできるだけ安静にしてください。
水いぼ

伝染性軟属腫ウイルス(水いぼウイルス)の感染でできる、いぼの一種です。水いぼは、皮膚の防御機能が弱いと感染しやすいので、10才以下の子どもに多くみられます。水いぼはうつるので、いぼのでき
ている肌が接触したり、プールでビート板を共有したことでも感染することがあります。
乳幼児の場合、1個だけできることは少なく、ふつうは体のある部分に、複数かたまってできますが、かゆみや痛みはありません。

はじめは粟粒くらいの大きさのブツブツができます。しだいに大きくなって、まんなかがへこんだ半球状
に盛り上がります。色は皮膚の色で、ツヤツヤしています。いぼはさわるとしっかりしたかたさがありますが、さらに強く押してみると白い1~2皿ぐらいの小さな粒が出てきます。この中にウイルスが入っていて、手で別の場所をさわることでふえていきます。とくにわきの下、首、ひじ、ひざなどは、こすれ合っていぼがつぶれやすく、かたまってできやすい場所です。いぽは3~4個ぐらいになったり、炎症を起こしてジュクジュクと赤くただれることもあります。

半年~1年ぐらいたつと、水いぼの抗体ができるので、何も治療をしなくても自然に治ります。しかし、その間に数もふえ、かゆみをともなったり、大きくなって炎症を起こしたりすることもあります。また、プールなどでほかの子にもうつったりするので、保育所や幼稚園に通っている場合は「プールの季節になる前に、とってきてください」と言われることもあります。
水泳教室などに通っている場合も同様でしょう。この場合は、特殊なピンセットでむしりとります。もちろん家庭でママがとるのは無理。小児科または皮膚科を受診しましょう。ピンセットによる方法はとても痛いし、血も出ますから、とるのであれば数が少ないうちに。最近は麻酔シールを使って痛みを少なくする方法もとられています。何度か通院も必要。早いうちに受診しましょう。
水いぼは、1回の治療で全部をとるのはむずかしいかもしれません。その場合は何回か通院することになります。いったん治っても、きょうだいなどから再感染することもよくあります。また、数が多くなってかゆみをともなうようになると、よけい広がってしまいます。この場合は非ステロイドの消炎剤を塗ったり、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を飲んだりして、かゆみを抑えて皮膚のコンディションを維持する治療をすることもあります。
とにかく軽症のうちに小児科や皮膚科を受診したほうがよいでしょう。
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