子供の病気百科事典Top > 発疹が出た > 症状:発熱と同時に発疹が出る
水疱瘡 (みずぼうそう)

水ぼうそうは、水痘ウイルスが原因で起きる病気で、たいへん伝染力が強く、上の子が幼稚園などでこのウイルスに感染すると、必ずといっていいほどきょうだいへも感染します。一般的に多いのは、幼稚園や保育園などでの集団感染です。もっともかかりやすいのが1~5才ころで、9才くらいまでにほとんどの子がかかるといわれています。 月齢の低いうちは母体からの免疫をもっていますが、この免疫力は弱いため、生まれたばかりの赤ちゃんでもかかる可能性があります。

この病気の特徴は、強いかゆみのある発疹が出ることです。まず、赤い米粒大の発疹が1~2個あらわれます。37~40度ほどの発熱をともなうこともありますが、熱はあまり高くなかったり、まったく出ないこともあります。赤い発疹は、胸や背中、おなかなどにバラバラと出始めますが、しだいに顔、手足、手のひらや足の裏、目の中、頭の中、男の子ではおちんちんの先にまで広がっていきます。
数時間から半日ほどで全身に広がり、早く出た発疹からしだいにプチプチと水をもった水庖へと変化していきます。そして、その後1~2日で膿痘(うみのような白っぽいにごった液をもつ発疹) へ変わります。
赤い発疹は虫剌されにも似ているので、水ぼうそうということに気づかず、水痘ができてはじめて病気に気づくことも少なくありません。

発疹がかさぶたになるまでは安静にしていたほうがよいでしょう。熱が出なければ全身状態はわりによく、比較的元気なのですが、目の中にも発疹が出るため、食欲が落ちることもあります。しみないような消化のよい食事をあげましょう。小児科では、強いかゆみを抑えるための軟膏や薬などを併用します。かきこわさないように注意しましょう。水ぼうそうの熱を下げるために解熱薬としてアスピリンを使うと肝臓障害や強い意識障害を起こすライ症候群になることがあるので、解熱薬は必ず医師から処方されたものを使います。
風疹(ふうしん)

発熱と同時に、ややかゆみをともなう小さな赤い発疹が、全身にパラパラ広がります。多くの場合、発熱
は37~38度程度ですが、40度近くになることもあります。全体的にはしかに似た症状が出ますが、はしかほど症状は重くならず、熱は1.2日、発疹も3~4日で消えます。はしかは高熱が出て3~4日して発疹が出てきますが、風疹は発熱と同時に出るのも特徴です。
原因は風疹ウイルス。くしゃみやせきなどで飛沫感染し、潜伏期間は2~3週間。4~10才に多いのですが、集団生活をしない赤ちゃんはあまりかかることはありません。定期接種は、はしかこ風疹混合です。

熱や発疹と同時に、耳のうしろや首のリンパ節がはれ、ふれると小指の先くらいのグリグリができているのがわかります。このリンパ節のはれが風疹の大きな特徴です。このほか、白目が赤く充血したり、のどか赤くなって痛んだり、軽いせきが出ることもありますが、熟は数日で下がりますし、発疹などの症状も4~5日目には軽くなります。 風疹は、一度かかれば免疫がつきます。また、軽いときは熱もほとんど出ず、発疹もわずかなため、ウイルスに感染したことに気づかないで終わってしまうこともあります。
風疹は、健康に育っている子にとってはそう心配のない病気ですが、まれに発症後4~5日か、回復期に入ってから脳炎を起こすこともあるので、油断はできません。
発疹の出る数日前から、発疹の出たあと5日間ぐらいまでは人にうつしやすいため、保育園などの集団生活は休んで、外出も控えたほうがよいでしょう。

風疹はとくに治療をしなくても、安静にしていれば自然に治ります。もし熱が高いときには脱水症状に気をつけましょう。こまめに水分補給をすることを忘れないようしてくだ さい。発疹は多少のかゆみを感じることがありますが、強くかきすぎると点々と出血斑が出やすいので注意して。冷たいタオルなどで患部を冷やしてあげましょう。
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